DS岡城5
廃藩置県詔書  岡藩知事中川久成 免職辞令

明治四年(1871年)辛未 久成公 御年二十二歳

   詔書

朕惟フニ、更始ノ時ニ際シ、内以テ億兆ヲ保安シ、

外以テ万国卜対峠セント欲セハ、宜ク名実相副ヒ、

政令一ニ帰セシムヘシ、朕嚢ニ諸藩籍奉還ノ議ヲ

聴納シ、新ニ知藩事ヲ命シ、各其職ヲ奉セシム、

然ルニ数百年因襲ノ久キ、或ハ其名アリテ

其実挙ラサルモノアリ、

何ヲ以テ億兆ヲ保安シ、万国卜対峠スルヲ得ンヤ、

朕深ク之ヲ慨ス、仍テ今更ニ藩ヲ廃シ県トナス、

是務テ冗ヲ去り簡ニ就キ、有名無実ノ弊ヲ除キ、

政令多岐ノ憂無ラシメントス、

汝群臣其レ朕力意ヲ体セヨ

      辞令書

    岡藩 知事 中川久成

 免本官

    辛未七月   太政官

※古いものは改め、新しい制度始めるにあたって、

 国内の人々が安心して暮らせるように、外国に

向かっては諸外国と対等に向き合うことを望めば

名実ともに国内を一つにまとめる必要がある。

そこで、諸藩の版籍奉還を聞き入れ、新しく知藩事

を任命した。

しかし、数百年の因習から抜け出せず、進歩がない。

それで、民を安んじ、諸外国と対峙できようか。

 そのことを深く考察した結果、今さらに一歩進めて

 藩を廃止して県を置き、無駄を省き、名前だけで

実体のないもの、多くの陋習を無くしたい。

諸氏は私の考えを入れて行動してもらいたい。