岡城26
久成公 岡城を退城 鷹匠町中川屋敷へ

明治二年(1869年)己巳  久成公 御年二十歳

一、三月三日、上巳ニ付、御参賀御献上、

御太刀一腰、御酒饌御頂戴

一、  同日、大宮御所へ御献上、干鯛一箱、

       中宮御所へ右同

一、 十九日、御帰藩ノ御願済セラル

一、二十三日、京都御発駕

一、二十四日、大坂御着、

二十五日、同所御乗船

一、四月五日、三佐御着

一、  九日、岡城御着

一、五月五日、端午ニ付、御使者ヲ以テ御献上、

御太刀代金二千疋

一、二十八日、今般封土御返上ニ付、御退城、

鷹匠町中川左近宅へ御移徏

※岡城を退城にあたって、久昭公の藩中への布達

〇 今般以書、致布達置候通り、版籍奉還、

奉仰天裁候上ハ、此儘城中ニ罷在候儀、

名分混乱、深ク奉恐入候。

依之久成始メ挙族退城致シ、

西ノ丸ニ議政所ヲ設ケ、

   謹デ 朝政ヲ奉行致候様、及下知候間、

家中末々ニ至ル迄、此旨趣特卜可相心得候也

   3月16日の布達。北村清士著書より。