岡城7
天皇 詔勅で新国家建設の意見を求める

明治二年(1869年)己巳  久昭公 御年五十歳

  詔書写

   詔朕嚮ニ汝百官群臣卜五事ヲ掲ケ、天地

   神明ニ質シ、綱紀ヲ皇張シ、億兆ヲ綏安ス

   ルヲ誓フ、然ルニ兵馬蒼卒、未タ其績ヲ底サ

   ス、朕夙夜上ハ以テ神明ニ畏レ、下ハ以テ億

   兆ニ慙ツ、今ヤ即チ親臨汝百官群臣ヲ朝

   会シ、大ニ施設スルノ方ヲ諮絢ス、是神州

   安危ノ決今日ニ在り、誠ニ宜シク腹心ヲ

   披キ、肺肝ヲ表シ、否可ヲ献替スヘシ、朕将

   ニ励精竭力、大ニ経始スル所アラントス、

   汝百官群臣ソレ最哉

      明治二年己巳四月

※詔の写し   以下のように読んでみました。

  朕(天皇自身のこと)は、お前たち官僚、群臣と

  五箇条の御誓文を掲げ、天地神明にただし、

  国家統治の根本原則を定めて、国民全体の安泰する

  ことを誓う。

  しかしながら、(函館戦争中で)兵馬はあわただしく、

  未だに、その成果をあげていない。

  朕は朝夕に、上はまつりごとをするたびに神明を恐れ、

        下は国民全体に恥じる。

  今この時、親しく政治改革に取り組んでいる、

お前たち官僚、群臣を招き、大いに施政の有り方を

諮詢する。

今まさに、日本の存亡が今日にかかっている。

  本当に、まさにこの時、心身を開き、心底から

  議論を交換すべし。

  朕、まさに励み努めて、大いに国家の道筋を立てようと

している。

  お前たち官僚、群臣もそうしようではないか。