岡城址入口3
天保十一年(
1840年)庚子  久昭公 御年二十一歳

一、十二月六日、御黒書院波ノ間ニ於テ御老中御列座、

        御用番太田備後守様ヨリ

御家督相違ナク仰セ蒙ラル

一、   同日、御実名撰上兼テ仰セ付置レ、

中川蔵主ヨリ差上ル 久昭

一、  十五日、御家督ノ御礼仰セ上ラル、

        御献上、御太刀一腰、

黄金三十両、

縮緬五巻

一、 二十八日、従五位下ニ叙シ、修理大夫ニ任セラル

※御黒書院  黒書院は、日常的な将軍との対面の場所、

御三家、加賀前田家、越前松平家や老中などの大名と、

「月次(つきなみ)」と呼ばれる将軍との対面が、

毎月1日・15日・28日に行われました。

将軍と諸役人との特別な対面もここで行われました。

黒書院には、上段、下段、西湖之間(さいこのま)、

囲炉裏之間(いろりのま)の4部屋があり、

周囲を入側(いりがわ)が囲んでいました。(東京都立図書館)

図で見ると、4部屋を入側と呼ばれる部屋が周りを囲んでいます。

これが一般の家では廊下に当たるようです。

※御廊下浪ノ間  江戸城黒書院には波ノ間はありません。

         白書院に付随して波ノ間があります。