一、十二月六日、御黒書院波ノ間ニ於テ御老中御列座、
御用番太田備後守様ヨリ
御家督相違ナク仰セ蒙ラル
一、 同日、御実名撰上兼テ仰セ付置レ、
中川蔵主ヨリ差上ル 久昭
一、 十五日、御家督ノ御礼仰セ上ラル、
御献上、御太刀一腰、
黄金三十両、
縮緬五巻
一、 二十八日、従五位下ニ叙シ、修理大夫ニ任セラル
※御黒書院 黒書院は、日常的な将軍との対面の場所、
御三家、加賀前田家、越前松平家や老中などの大名と、
「月次(つきなみ)」と呼ばれる将軍との対面が、
毎月1日・15日・28日に行われました。
将軍と諸役人との特別な対面もここで行われました。
黒書院には、上段、下段、西湖之間(さいこのま)、
囲炉裏之間(いろりのま)の4部屋があり、
周囲を入側(いりがわ)が囲んでいました。(東京都立図書館)
図で見ると、4部屋を入側と呼ばれる部屋が周りを囲んでいます。
これが一般の家では廊下に当たるようです。
※御廊下浪ノ間 江戸城黒書院には波ノ間はありません。
白書院に付随して波ノ間があります。

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