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久慶公 江戸城神田橋御門 警備担当になる

寛保三年(1743)癸亥 久慶公 御年三十六歳

一、正月二日、年始御礼、御献上・御拝領例ノ如シ

一、  三日、御盃台梅ニ鶯 御献上 

磨土器ニ添フ御酒代金百匹

一、  十日、御家督後初テ上野総御霊屋へ御参詣、

白銀壱枚宛御供御服中ニ付、

御宮へ御献上御延引

一、 十四日、増上寺総御霊屋へ右同

一、四月十六日、神田橋御門御番仰セ蒙ラル、

御相役黒田甲斐守長貞様

一、五月二日、端午御献上御時服二

       右大将様へ右同

一、六月二日、暑中御献上葛粉一箱

       右大将様へ右同

一、 十六日、嘉祥御菓子御頂戴

※磨土器   磨消縄文(すりけしじょうもん)土器か?

縄文土器および弥生土器に見られる文様。

縄文をすり消す手法で作られた文様の土器。

※黒田甲斐守長貞 筑前秋月藩・第4代藩主

※神田橋御門 将軍が日光東照宮、上野寛永寺に参詣するとき、

江戸城を出発する門だったようです。

※葛粉(くずこ) 葛の根のデンプンを精製してつくる食用粉。

         夏は葛切りにして食べたのでしょう。