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        江戸城 平河門

久通公 江戸城で倒れる ①

抱きかかえ駕籠に相乗り屋敷へ

宝永四年(1707)丁亥 久通公 御年四十五歳

一、九日朔日、御登城、殿中ニテ御塞キ、

御一家様方 且御懇意ノ御方々

柳ノ間御縁側ニテ御介抱、

御吐逆コレアリ、

御医師衆御診ノ処、御無言ニテ殊ノ外重キ御容体ニ付、

御老中様 其外御役人方御指図ニテ、

御玄関脇 御徒目附衆御番所ニ御坊主衆御抱キ入レ申シ、

御一家様方モ御附添、暫ク御療養、

御針等ナサルレトモ御開キ兼、

其内 御目附様御指図ニテ

御駕籠御供廻共ニ平川ロヘ廻り、

  御駕籠ハ御徒目附衆御番所ノ内ニ入レ、

田能村彦四郎善孫 御目附様へ相願、

御合乗仕御抱キ申シ、即チ平川ロヨリ御下城、

老中様御指図ニテ 御医師長谷川玄通老・森雲仙老、

御城ヨリ御屋敷マテ御附添、

※御一家様 親戚縁者のことでしょう。大名家同士の結婚が代々続く

ので、親戚が結構いたと思います。

※柳ノ間  登城日に外様大名(従五位下)が登城した時の控えの間。

※江戸城平川ロ 不浄門の扱いをうけていて、

浅野内匠頭もここから出されたようです。